文化審議会答申「敬語の指針」では敬語を五つに分けている。「お料理」「お花」のように、上下関係とは関係なくものごとを上品に述べるための敬語はどれに当たるか。
- ①美化語
- ②謙譲語Ⅰ
- ③丁寧語
- ④尊敬語
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「お料理」「お花」のように、ものごとを美化して述べる敬語を美化語といいます。文化審議会答申「敬語の指針」は敬語を、尊敬語・謙譲語Ⅰ・謙譲語Ⅱ(丁重語)・丁寧語・美化語の五つに分けており、美化語はその一つです。
ここでの要点は、美化語が人物を立てる働きも、話の相手に丁寧・丁重に述べる働きも持たないという点です。尊敬語や謙譲語Ⅰは「誰を立てるか」で使い分け、丁寧語や謙譲語Ⅱは話の相手に丁寧・丁重に述べるために使いますが、美化語は相手が誰であっても、話し手が自分の言葉づかいを上品に整えるために使います。ですから同じ「お」でも、「お料理」の「お」と「お客様のお荷物」の「お」は働きが違うことになります。この違いをつかむと、五分類の全体像が一気に見通せます。
他の選択肢について:
・尊敬語:相手側や第三者の行為・ものごとについて、その人物を立てて述べる敬語です
・謙譲語Ⅰ:自分側から相手に向かう行為について、その向かう先の人物を立てる敬語です
・丁寧語:「です」「ます」のように、話や文章の相手に対して丁寧に述べる敬語です