2026年版・2-6

経営会議と稟議の一問一答

秘書検定2級「職務知識」から、経営会議と稟議に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。

問12-6

「稟議書」の目的として最も適切なものはどれか。

  • 会議を開かずに関係者の承認を得て、案件を決定するための文書
  • 会議の議事内容を記録し、後日の証拠として残しておく文書
  • 社外の取引先に対し、自社の決定事項を通知するための文書
  • 従業員の毎月の勤務状況を、詳しくまとめて報告するための文書
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正解 会議を開かずに関係者の承認を得て、案件を決定するための文書
解説

稟議書は、担当者が案件の内容を文書にまとめ、関係部署や決裁権者に回覧して承認(押印)を得ることで、会議を開かずに意思決定を行う仕組みです。日本企業に特徴的な決裁方法として知られています。

他の選択肢が不適切な理由

議事録は会議の記録、社外通知や勤務報告はいずれも稟議書とは別の目的を持つ文書です。
問22-6

稟議書の一般的な決裁の流れとして、最も適切なものはどれか。

  • 経営トップが単独で作成し、各部署へ通知するだけの一方通行である
  • 起案と同時に全役員が一堂に会し、その場ですぐに挙手により決定する
  • 起案者から関係部署の担当者・上長へと順に回覧し、承認を積み重ねる
  • 外部の専門機関が内容を審査したうえで、承認の可否を最終決定する
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正解 起案者から関係部署の担当者・上長へと順に回覧し、承認を積み重ねる
解説

稟議書は起案者が作成した後、関係する部署の担当者や上長へ順番に回覧され、それぞれの承認印(決裁印)を積み重ねながら最終決裁者まで至る仕組みです。

他の選択肢が不適切な理由

トップの一方的な通知や外部機関の審査は稟議の仕組みではありません。全役員が一堂に会するのは経営会議など別の意思決定の場です。
問32-6

取締役会の議事録を作成する際、秘書が特に留意すべき点として最も適切なものはどれか。

  • 出席者の発言を一言一句すべて漏らさず、逐語で記録すること
  • 決議事項や賛否など、後で証拠となる要点を正確に記録すること
  • 会議の進行に不満があれば、議事録に感想を書き添えること
  • 内容を分かりやすくするため、自分の意見も交えて要約すること
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正解 決議事項や賛否など、後で証拠となる要点を正確に記録すること
解説

取締役会の議事録は法的な証拠書類としての性格を持つため、議題、決議の内容、賛否の状況など要点を正確に記録することが重要です。逐語記録は必須ではありません。

他の選択肢が不適切な理由

感想や個人的な意見を記載することは、公式記録としての客観性を損なうため不適切です。
問42-6

経営における「トップダウン」の考え方の説明として、最も適切なものはどれか。

  • 現場の社員が意見を出し合い、積み上げて方針を決めていく仕組み
  • 部署ごとに独立して、それぞれ別の方針で運営していく仕組み
  • 取引先の意向を最優先し、それに合わせて方針を変更する仕組み
  • 経営陣が方針を決定し、それを組織全体に指示として下ろす仕組み
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正解 経営陣が方針を決定し、それを組織全体に指示として下ろす仕組み
解説

トップダウンとは、経営層が意思決定を行い、それを上から下へ指示として伝えていく方式です。意思決定の速さが特徴で、現場から積み上げていく「ボトムアップ」と対をなす考え方です。

他の選択肢が不適切な理由

現場からの積み上げはボトムアップの説明です。部署の独立運営や取引先優先はトップダウンの説明とは異なります。
問52-6

経営会議の開催に向けて、秘書が資料を準備する際に留意すべきこととして、最も適切なものはどれか。

  • 議題や出席者を確認したうえで、必要部数を早めに準備しておく
  • 配布資料は当日に慌てず用意すればよく、事前配布は不要である
  • 資料の内容は担当部署の仕事なので、秘書は一切関与しなくてよい
  • 資料に誤りがあっても、会議の進行を優先しそのまま配布する
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正解 議題や出席者を確認したうえで、必要部数を早めに準備しておく
解説

経営会議のような重要な場では、当日に慌てないよう議題と出席者数を早めに確認し、必要部数の資料を余裕を持って準備しておくことが求められます。

他の選択肢が不適切な理由

直前準備や無関心な姿勢、誤りを放置する対応は、いずれも会議の円滑な進行を妨げるおそれがあります。
問62-6

起案した稟議が上長の承認を得られず、差し戻された。秘書(担当者)の対応として最も適切なものはどれか。

  • 承認されなかったことに納得できず、上長に強く抗議する
  • 内容を一切変えないまま、そのまま再度同じ稟議書を提出する
  • 指摘された点をよく確認し、内容を見直して再度起案すること
  • 差し戻されたことを黙っておき、そのまま起案を取り下げる
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正解 指摘された点をよく確認し、内容を見直して再度起案すること
解説

差し戻しは、内容を改善するための重要な指摘です。指摘事項を確認し、必要な修正を加えたうえで再起案することが、業務を前に進める適切な対応です。

他の選択肢が不適切な理由

抗議や無断の取り下げ、内容を変えない再提出は、いずれも問題の解決につながらない不適切な対応です。
問72-6

「専決」という言葉の意味として、最も適切なものはどれか。

  • 会議の出席者全員の同意がなければ、決定できないとする原則
  • 定められた範囲内の事項について、担当者が単独で決裁できること
  • 重要案件について、必ず社長の決裁を経なければならないこと
  • 決定した事項について、後日改めて上位者に報告するだけの手続き
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正解 定められた範囲内の事項について、担当者が単独で決裁できること
解説

専決とは、あらかじめ社内規程などで定められた権限の範囲内であれば、担当者や管理職が上位者の決裁を経ずに単独で決定できる仕組みです。意思決定の迅速化を目的としています。

他の選択肢が不適切な理由

全員同意の原則や必ず社長決裁を要するという説明は、専決とは逆の性質を持つ考え方です。事後報告のみという説明も専決の本質ではありません。
問82-6

会議における「定足数」の意味として、最も適切なものはどれか。

  • 会議で発言できる人数に設けられた、上限の人数のこと
  • 会議の開催にかかる、標準的な所要時間の目安のこと
  • 議事録に記載しなければならない、決定事項の件数のこと
  • 会議を成立させるために必要な、最低限の出席者数のこと
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正解 会議を成立させるために必要な、最低限の出席者数のこと
解説

定足数とは、会議体が有効に成立し、決議を行うために必要とされる最低限の出席者数を指します。取締役会や株主総会などでは、法令や定款で定足数が定められています。

他の選択肢が不適切な理由

発言人数の上限や所要時間の目安、決定事項の件数は、いずれも定足数とは異なる概念です。
問92-6

「持ち回り決裁」の説明として、最も適切なものはどれか。

  • 全員を一堂に集めた会議の場で、その都度案件を審議し決定する方法
  • 決裁権限を毎年、担当者間で交代しながら持ち回る人事の仕組み
  • 関係者を一堂に集めず、書類を順に回して個別に承認を得る方法
  • 承認を得た書類を、関係部署へ配って情報共有するだけの手続き
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正解 関係者を一堂に集めず、書類を順に回して個別に承認を得る方法
解説

持ち回り決裁とは、会議を開いて関係者を一堂に集める代わりに、決裁書類を順番に回して個別に承認を得ることで意思決定を行う方法です。日程調整が難しい場合などに用いられます。

他の選択肢が不適切な理由

一堂に会して審議する方法は通常の会議形式であり、持ち回り決裁とは異なります。人事の交代制や情報共有の手続きとも異なる概念です。
問102-6

経営会議の開催前に行う「根回し」において、秘書に求められる役割として最も適切なものはどれか。

  • 根回しという行為は不正にあたるため、一切関与してはならないこと
  • 上司の指示のもと、日程調整や資料の事前共有などを的確に支援する
  • 自分の判断で、出席者に議題への賛否を積極的に説得して回る
  • 根回しの内容を、関係のない社員にも広く伝えて共有しておく
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正解 上司の指示のもと、日程調整や資料の事前共有などを的確に支援する
解説

根回しは意思決定を円滑にするための正当な業務プロセスです。秘書は上司の指示に基づき、日程調整や資料の事前共有といった実務面で的確に支援する役割を担います。

他の選択肢が不適切な理由

根回し自体は不正な行為ではありません。秘書が自己判断で説得を行うことや、関係のない社員に情報を広めることは越権であり不適切です。
秘書検定2級の問題を続けて解く(全500問) 職務知識の一問一答

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