2026年版・1-1

状況判断と機転の一問一答

秘書検定2級「必要とされる資質」から、状況判断と機転に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

この分野の演習

全10問/解説つき・基本無料

アプリ形式で解く(全500問) 必要とされる資質の要点解説を読む
問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。

問11-1

上司が会議中に緊急の電話が入った。メモを入れて知らせるべき緊急度の高い用件はどれか。

  • 得意先からの来週の会議日程変更のご申し入れ
  • 上司の家族が急病で病院に運ばれたという連絡
  • 進行中のプロジェクトに関する社内担当者からの報告
  • 会議終了後に折り返し電話が欲しいという取引先からの伝言
答えと解説を見る
正解 上司の家族が急病で病院に運ばれたという連絡
解説

秘書業務における「緊急度」の判断基準は、人命に関わる事態や取り返しのつかない状況を最優先することにあります。たとえ会議中であっても、家族の急病や事故といった重大な連絡は即座にメモを入れて知らせる必要があります。

他の選択肢が不適切な理由

日程変更、社内報告、折り返しの依頼は、いずれも会議終了後の報告で業務上十分間に合うため、会議を中断させるほどの緊急性はありません。

※記述問題での出題注意:「会議中の上司への取り次ぎ方」は記述でも頻出です。「名刺大のメモに要件を簡潔に書き、上司の右後ろからそっと差し出す」という動作を文字で表現できるようにしておきましょう。
問21-1

上司の指示が会社の規定と矛盾していると感じたとき、秘書のとるべき行動はどれか。

  • 指示の背景には特別な事情があると考え、指示通りに処理する
  • 上司の勘違いと判断し、規定に沿った正しい方法で独断で処理する
  • 規定と異なる点を示し、どのように処理すべきか上司の指示を仰ぐ
  • まずは総務部などの管理部門に連絡し、規定の解釈を確認する
答えと解説を見る
正解 規定と異なる点を示し、どのように処理すべきか上司の指示を仰ぐ
解説

上司の指示が会社のルール(規定)と矛盾している場合、上司が規定を失念しているか、特例として判断している可能性があります。「規定では〇〇となっておりますが、いかがいたしましょうか」と事実を提示しつつ確認する姿勢が組織人として正しい対応です。

他の選択肢が不適切な理由

そのまま処理すると規定違反の責任を問われ、独断で変更すると上司の意図(特例など)を潰すことになります。また、いきなり他部署に確認するのは上司の顔を潰す越権行為です。
問31-1

上司が外出先から戻らないまま、来客が約束の時間に来てしまった。最も不適切な対応はどれか。

  • お客様を応接室にお通しし、上司が戻るまでお待ちいただく
  • お客様にまずお詫びを申し上げ、上司の到着予定時刻を伝える
  • 上司の携帯電話へ連絡を取り、現在の状況と到着予定を確認する
  • 別の担当者が代わりに対応できないか、社内で調整を試みる
答えと解説を見る
正解 お客様を応接室にお通しし、上司が戻るまでお待ちいただく
解説

来客を待たせる場合、最も重要なのは「見通し」「誠意」を伝えることです。事情を説明せずにただ応接室に通して放置するのは、相手の時間を軽視した極めて失礼な行為となります。

他の選択肢が適切な理由

お詫びと状況説明、上司への現在地確認、あるいは長引きそうな場合の代替要員の調整は、いずれも来客に配慮した正しい初動対応です。
問41-1

上司から「誰も通すな」と言われたが、社長が急用で訪ねてきた。どう対応すべきか。

  • 例外は認められないと考え、社長であっても丁重に入室をお断りする
  • メモなどを用いて上司に社長の来訪を告げ、どのように対応するか指示を仰ぐ
  • 社長は社内の最高権力者であるため、上司に確認せず直ちに入室をご案内する
  • 上司の指示が最優先であると社長に説明し、後で出直していただくようお願いする
答えと解説を見る
正解 メモなどを用いて上司に社長の来訪を告げ、どのように対応するか指示を仰ぐ
解説

「誰も通すな」という指示であっても、社長は組織のトップであり「例外」となる可能性が極めて高い存在です。しかし、秘書の独断で通すのも指示違反となります。インターホンやメモで事実を伝え、上司の判断を仰ぐのが秘書としての正しい危機管理です。

他の選択肢が不適切な理由

社長を断るのは組織の指揮命令系統として問題があり、独断で通すのは上司の現在の状況(極秘の電話中など)を危険に晒すため不適切です。
問51-1

自分がミスをして上司に迷惑をかけた際、最初に取るべき行動として最も適切なものはどれか。

  • なぜミスが起きたのか、原因を詳細に分析してから報告する
  • 事態の収拾をまず自力で図り、解決してから事後報告を行う
  • まずは直属の先輩に相談し、どのように報告すべきかアドバイスを求める
  • 速やかに事実関係のみを上司に報告し、心からお詫びを申し上げる
答えと解説を見る
正解 速やかに事実関係のみを上司に報告し、心からお詫びを申し上げる
解説

ミスが発生した際、最も優先すべきは「被害の拡大防止」です。そのためには、上司が迅速かつ正確な状況判断を下せるよう、一刻も早く事実を伝える必要があります。

他の選択肢が不適切な理由

原因分析や自力での解決を試みると報告が遅れ、傷口を広げます。先輩への相談も、緊急時にはタイムロスとなるため不適切です。

※記述問題での出題注意:「ミスの報告で注意すべき点」として「言い訳をしない」「客観的な事実のみを述べる」というキーワードは書けるようにしておきましょう。
問61-1

上司が非常に機嫌が悪い朝、決裁を仰ぐ必要がある書類がある。どう対応するのが適切か。

  • 感情を逆なでしないよう、機嫌が直る午後まで提出を見合わせる
  • 「お忙しいところ恐縮ですが」とクッション言葉を添えて提出する
  • 上司が離席している間に、机の上の目立つ場所に黙って置いておく
  • 直接のやり取りを避けるため、他の社員に代理で提出してもらう
答えと解説を見る
正解 「お忙しいところ恐縮ですが」とクッション言葉を添えて提出する
解説

上司の機嫌が悪いからといって、必要な業務を停滞させてはいけません。相手への配慮を示す「クッション言葉」を用いつつ、淡々と業務を遂行するプロ意識が求められます。

他の選択肢が不適切な理由

午後まで待つと業務が遅延します。黙って置くのは「事後報告・無断」となりトラブルの元です。他人に頼むのは自分の業務の放棄です。
問71-1

来客のお茶出し中にお茶をこぼしてしまった。その場の対応として最も優先すべきはどれか。

  • お客様の衣服や持ち物が汚れていないかを真っ先に確認し対処する
  • すぐに給湯室へ戻り、新しいお茶と布巾を用意して出し直す
  • こぼれたお茶が広がらないよう、手持ちのハンカチで机を素早く拭く
  • 深くお辞儀をしてお詫びの言葉を述べ、上司にも謝罪する
答えと解説を見る
正解 お客様の衣服や持ち物が汚れていないかを真っ先に確認し対処する
解説

トラブル発生時の優先順位は、常に「相手(お客様)」が最上位です。自分の失敗のカバーや片付けよりも、お客様の衣服や重要書類に被害が及んでいないかを即座に確認することが最優先です。

他の選択肢が不適切な理由

給湯室に戻ったり机を拭いたりするのは、お客様の安全と被害状況を確認した後に行うべき行動です。順番を間違えると不誠実な印象を与えます。
問81-1

機密書類をシュレッダーにかけている最中に電話が鳴った。どう行動すべきか。

  • シュレッダーの電源を入れたままにし、急いで電話の対応に向かう
  • 作業中だった書類をシュレッダーの上に裏返して置き、電話に出る
  • 残りの書類を手元に持ったまま電話に出るか、鍵付きの引き出しにしまう
  • 電話の音には一切反応せず、目の前のシュレッダー処理を最後まで終える
答えと解説を見る
正解 残りの書類を手元に持ったまま電話に出るか、鍵付きの引き出しにしまう
解説

情報セキュリティの観点から、機密文書を誰でも触れる状態(シュレッダー前など)に放置することは厳禁です。数分の間でも盗み見られるリスクがあるため、書類を自分の管理下に置いたまま動くのが鉄則です。

他の選択肢が不適切な理由

放置や裏返して置くのは漏洩リスクがあります。一方で電話を無視するのもビジネス対応として不適切です。両立させるための「管理」が正解です。
問91-1

上司のスケジュールがダブルブッキングしていたことが発覚した。秘書の対応としてまず行うことはどれか。

  • 予定が先に入っていた方を優先し、後から入った方をキャンセルする
  • 双方の相手に事情を説明し、スケジュールを再調整していただくようお願いする
  • 上司に重複している事実を報告し、どちらを優先すべきか判断を仰ぐ
  • 代わりに対応できる他の社員をすぐ探し、一方の予定を代理で任せる
答えと解説を見る
正解 上司に重複している事実を報告し、どちらを優先すべきか判断を仰ぐ
解説

予定の重要度や相手との関係性は、上司本人にしか正確に判断できません。原則は「先約優先」ですが、ビジネスでは例外が多々あります。まずは事実を報告して指示を受け、その決定に基づいて行動します。

他の選択肢が不適切な理由

秘書が独断で優先順位を決めたり、勝手に代理を立てたりするのは明らかな越権行為です。
問101-1

後輩秘書が来客に失礼な態度を取っているのを目撃した。どう指導するのが適切か。

  • お客様の前で直ちに注意し、会社の姿勢として厳しく指導する
  • 自分の業務には直接関係ないため、気づかないふりをして関与を避ける
  • 来客が帰られた後、別室に呼んで具体的な問題点を指摘し指導する
  • 上司に詳細を報告し、上司から直接注意してもらうよう依頼する
答えと解説を見る
正解 来客が帰られた後、別室に呼んで具体的な問題点を指摘し指導する
解説

お客様の前で社員を叱責するのは、会社の品位を損なうだけでなく、お客様自身にも不快感を与えます。その場はさりげなくフォローに入り、後でプライバシーが保たれる場所で指導するのが教育的配慮です。

他の選択肢が不適切な理由

放置するのは先輩としての義務違反です。上司に丸投げするのも、現場で直接見た者としての指導責任を放棄しています。
秘書検定2級の問題を続けて解く(全500問) 必要とされる資質の一問一答

同じ章の他のテーマもどうぞ。