2026年版・1-5

人間関係の調整の一問一答

秘書検定2級「必要とされる資質」から、人間関係の調整に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

この分野の演習

全10問/解説つき・基本無料

アプリ形式で解く(全500問) 必要とされる資質の要点解説を読む
問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。

問11-5

上司と対立している部長から、上司の悪口を聞かされた。どう反応すべきか。

  • 部長の機嫌を損ねないようにして、一緒になって上司の悪口に同調する
  • 肯定も否定もせず聞き役に徹し、頃合いを見て業務の話題に変える
  • 上司を守るために、部長の意見に対して真っ向から激しく反論する
  • 会話をひそかに録音し、すぐに上司のところへ行き事実を告げ口する
答えと解説を見る
正解 肯定も否定もせず聞き役に徹し、頃合いを見て業務の話題に変える
解説

派閥争いや悪口に巻き込まれるのは危険です。同調すれば上司への裏切りになり、反論すれば部長の気分を害します。「左様でございますか」と相槌で受け流し、深入りせずに話題を転換するのが最も賢明な処世術です。

他の選択肢が不適切な理由

同調、反論、告げ口は、いずれも社内の人間関係の対立をさらに激化させる火種となるため厳禁です。
問21-5

後輩が仕事で悩み落ち込んでいる。先輩秘書としてどう接するのがよいか。

  • 「プロなら甘えてはいけない」と厳しく突き放し、自立を促す
  • まずは話を聞いて共感し、その上で具体的なアドバイスをする
  • 後輩には向いていないとすぐに判断し、上司に報告して異動させる
  • 自分の過去の成功体験や自慢話ばかりをして、無理やり励まそうとする
答えと解説を見る
正解 まずは話を聞いて共感し、その上で具体的なアドバイスをする
解説

指導の基本は「受容」「提案」です。まずは相手の話をよく聞き、辛い気持ちを受け止めます(共感)。その上で、精神論ではなく「こうすれば良くなる」という具体的な解決策を提示することで、後輩は前向きに行動できるようになります。

他の選択肢が不適切な理由

突き放しや一方的な自慢話は、後輩を精神的にさらに追い込みます。いきなりの異動提案は育成の放棄です。
問31-5

社内の派閥争いに巻き込まれそうになった。秘書のスタンスとして正しいのはどれか。

  • 自身の昇進のため、勝ちそうな派閥を早いうちから見極めてつく
  • どの派閥にも属さず、中立公平な立場を貫き業務に専念する
  • 上司の派閥のために、他部署の情報を探るスパイ活動をする
  • 争いを収めようとして、両方の派閥にいい顔をする八方美人になる
答えと解説を見る
正解 どの派閥にも属さず、中立公平な立場を貫き業務に専念する
解説

秘書は特定個人の私兵ではなく、会社組織における「役職(ポジション)」を補佐する仕事です。派閥に偏ると、上司が交代した際や他部署との調整業務に支障が出ます。誰に対しても公平に接するプロ意識が必要です。

他の選択肢が不適切な理由

派閥への加担や二枚舌は、最終的に社内での信用を完全に失う結果を招きます。
問41-5

上司への取り次ぎを断ったら、相手が「融通が利かない」と怒り出した。どう対応するか。

  • 「会社のルールですので」と冷たくあしらったうえで、電話を切る
  • 不快な思いをさせたことを詫び、事情を丁寧に説明して理解を求める
  • 「私が決めたことではありません」と弁解し、責任から逃れようとする
  • 相手の勢いに押され、ルールを破ってまで上司に無理やり取り次ぐ
答えと解説を見る
正解 不快な思いをさせたことを詫び、事情を丁寧に説明して理解を求める
解説

相手が怒っているのは、断られた事実よりも「扱いが雑だ」と感じたからかもしれません。まずは不快にさせた感情面を詫び、その上で「現在は〇〇の事情によりどうしてもお通しできない」と誠実に理由を説明することで、相手の納得を引き出します。

他の選択肢が不適切な理由

正論で反論する、言い訳をする、ルールを破る行為は、いずれも事態を悪化させるか、自身の評価を下げます。
問51-5

忙しい時に同僚から手伝いを頼まれた。自分の仕事も手一杯の場合の断り方はどれか。

  • 「今は絶対に無理です」とだけ、事情を説明せずに即答で冷たく断る
  • 現状を説明し、「〇時以降なら手伝えますが」と代替案を提示する
  • 「後でやります」とだけ曖昧に答え、結局やらずに相手を待たせる
  • 聞こえなかったふりをして完全に無視をし、自分の仕事に没頭する
答えと解説を見る
正解 現状を説明し、「〇時以降なら手伝えますが」と代替案を提示する
解説

単に断る(NOと言う)だけでは角が立ちます。「今は手一杯だが、協力したい気持ちはある」ことを伝えるため、「〇時以降なら空くので、そこからでも良ければ」と代替案(YES, BUT法)を提示するのが、円滑な人間関係を保つ大人の対応です。

他の選択肢が不適切な理由

冷酷な拒絶や無視、曖昧な放置は、チームワークを破壊し、いざ自分が困った時に助けてもらえなくなります。
問61-5

苦手なタイプのお客様が来社された。顔に出さないためにどう心がけるか。

  • ボロが出ぬように、目を合わせず短時間で対応を済ませてしまう
  • 仕事だと割り切り、誰に対しても公平で丁寧な接客を意識する
  • 不快感を悟られぬように、引きつった作り笑いだけでごまかす
  • 態度に出てしまうと考え、理由をつけて後輩に丸投げしてしまう
答えと解説を見る
正解 仕事だと割り切り、誰に対しても公平で丁寧な接客を意識する
解説

プロの秘書は感情を業務に持ち込みません。苦手な相手だからこそ、普段以上に所作や言葉遣いに注意を払い、丁寧な態度を心がけることで、トラブルを未然に防ぎます。「丁寧さ」は最大の防御手段です。

他の選択肢が不適切な理由

目を合わせない、不自然な笑顔、業務の丸投げは、いずれもお客様に「避けられている」と感じさせ、クレームに直結します。
問71-5

上司が部下を叱責している場面に遭遇した。秘書はどう振る舞うべきか。

  • 上司をサポートするため、一緒になって部下のミスを責め立てる
  • 聞かなかったふりをしてそっと席を外し、気まずい雰囲気を作らない
  • 部下が可哀想なので間に割って入り、上司の指導方法に意見する
  • 後の話のネタにするため、少し離れた場所で面白がって聞き耳を立てる
答えと解説を見る
正解 聞かなかったふりをしてそっと席を外し、気まずい雰囲気を作らない
解説

叱られている部下にとって、第三者に見られることは屈辱的です。また、上司も他人の目があると感情的になりすぎたり、逆に言いたいことが言えなくなったりします。両者のために、そっと席を外して「二人だけの空間」を作るのが最善の気配りです。

他の選択肢が不適切な理由

加勢する、反論する、傍観するといった行為は、いずれも当事者の感情を逆なでし、問題の解決を妨げます。
問81-5

他部署から無理な納期での依頼があった。協力を引き出すための交渉術として適切なのはどれか。

  • 「こちらの業務が止まるので絶対に無理です」と論破して強く突っぱねる
  • 「今回は特別に調整しますが、次回は早めにお願いします」と貸しを作る
  • 「私がいかに大変か分かってください」と感情的になって泣きついて断る
  • 直接断るのは気まずいからと、上司に言いつけて上司から断ってもらう
答えと解説を見る
正解 「今回は特別に調整しますが、次回は早めにお願いします」と貸しを作る
解説

可能であれば引き受けますが、ただ黙って受けると「あの部署は無理が通る」と誤解されます。「今回は特別ですが」と釘を刺しつつ恩を売っておくことで、こちらの繁忙期に協力を頼みやすくなるなど、将来的な関係構築への投資になります。

他の選択肢が不適切な理由

論破や泣き落としは角が立ちます。上司を使うのは最終手段であり、まずは当事者間で交渉すべきです。
問91-5

歓送迎会の幹事を任された。日程調整で最も優先すべき人は誰か。

  • 会の主役である、歓迎または送別される人(主賓)
  • 部署内で最も役職が高い、一番偉い上司その人
  • 準備や進行を担う、幹事である自分自身の都合
  • 場を盛り上げてくれる、一番お酒をよく飲む若手社員
答えと解説を見る
正解 会の主役である、歓迎または送別される人(主賓)
解説

歓送迎会は「主賓のため」の会です。主役が参加できなければ開催する意味がありません。まず主賓の都合の良い日を複数確保し、その中から上司(役職者)の都合が合う日を選定するという手順で調整を進めるのが基本です。

他の選択肢が不適切な理由

上司や幹事の都合を優先して主賓が欠席しては、会の趣旨が根底から崩れます。
問101-5

上司の家族から電話があり、プライベートな伝言を頼まれた。どうするか。

  • 「会社は仕事をする場所ですので」と正論を述べて取り次ぎを断る
  • プライバシーに配慮しつつ、用件を正確に聞き取り上司に伝える
  • 面白いネタとして、他の社員に伝言の内容を言いふらす
  • 業務には関係ない些細なことだと判断し、忘れたふりをして伝えない
答えと解説を見る
正解 プライバシーに配慮しつつ、用件を正確に聞き取り上司に伝える
解説

秘書は上司の公私にわたるパートナー的な側面も持ちます。家族からの電話は緊急性が高い場合や、上司の精神状態に関わる重要な連絡である可能性があります。他言無用を貫き、確実に上司本人に伝えるのが務めです。

他の選択肢が不適切な理由

家族からの連絡を独断で遮断することは、万が一の緊急事態(事故や急病)の際に取り返しのつかない事態を招きます。
秘書検定2級の問題を続けて解く(全500問) 必要とされる資質の一問一答

同じ章の他のテーマもどうぞ。