2026年版・1-6

危機管理とリスクへの備えの一問一答

秘書検定2級「必要とされる資質」から、危機管理とリスクへの備えに関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。

問11-6

企業が自然災害や事故などの緊急事態に遭遇した際、重要な事業を中断させない、あるいは中断しても早期に復旧させるための計画を何というか。

  • 事業継続計画(BCP)
  • 経営危機対応計画
  • 品質管理計画(QC)
  • 人事評価計画(KPI)
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正解 事業継続計画(BCP)
解説

BCP(Business Continuity Plan)は、地震や火災、システム障害などの緊急事態が発生しても、重要業務を止めない、または早期に復旧させるためにあらかじめ策定しておく計画です。秘書は上司や部署の緊急連絡網、重要書類の保管場所、代替の連絡手段などを日頃から把握し、非常時に落ち着いて行動できるよう備えておく必要があります。

他の選択肢が不適切な理由

経営危機対応計画は不祥事や訴訟など幅広い危機全般への対応方針を指す言葉で、事業そのものを止めずに継続させることに焦点を当てるBCPとは目的が異なります。QCは品質管理活動、KPIは重要業績評価指標を指す言葉で、いずれも緊急時の事業継続とは関係がありません。
問21-6

来客対応中に大きな地震が発生した。秘書の初動対応として最も適切なものはどれか。

  • 揺れがおさまるまで、来客そっちのけで自分の安全だけを確保する
  • 来客の安全を最優先し、机の下などに誘導してから状況を確認する
  • 動揺させないよう、来客には何も伝えず通常通り応対を続ける
  • すぐにエレベーターに乗せて、来客を1階まで避難誘導する
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正解 来客の安全を最優先し、机の下などに誘導してから状況を確認する
解説

秘書はもてなす立場である以上、まず来客の身の安全を確保する行動を取ります。頭部を保護できる机の下などに誘導し、揺れがおさまってから館内放送や状況を確認して次の行動を判断します。

他の選択肢が不適切な理由

自分の安全だけを優先する行動や、来客に状況を伝えない対応は適切ではありません。また地震直後はエレベーターの使用を避けるのが防災の基本です。
問31-6

上司から預かっていた取引先の個人情報が記載された書類を紛失したことに気づいた。秘書の対応として最も適切なものはどれか。

  • 見つかるまで一人で捜し続け、誰にも報告しないでおく
  • 紛失した事実を書類に書き加えておき、後日報告する
  • 気づいた時点で直ちに上司へ報告し、指示を仰ぐこと
  • 似た書類を新しく作成し、紛失に気づかれないようにする
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正解 気づいた時点で直ちに上司へ報告し、指示を仰ぐこと
解説

個人情報が記載された書類の紛失は、被害の拡大を防ぐため一刻も早い報告と対応が求められる重大な事案です。秘書が一人の判断で抱え込んだり隠したりすることは、対応の遅れによって会社に大きな損害を与えかねません。

他の選択肢が不適切な理由

報告を遅らせたり、事実を隠したりする対応はいずれも問題を深刻化させます。書類を偽造することも許されません。
問41-6

オフィスで火災が発生したことを発見した。秘書が最初に取るべき行動として適切なものはどれか。

  • 自分の荷物をまとめてから、静かにそっと避難を始めること
  • 上司に電話で報告し、その後の避難の指示を待つこと
  • 「火事だ」と大声で周囲に知らせ、初期消火や通報を行う
  • 煙の量を見て、大丈夫だと思ったら仕事を続けること
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正解 「火事だ」と大声で周囲に知らせ、初期消火や通報を行う
解説

火災発見時は、まず大声や非常ベルで周囲に知らせて避難を促すとともに、初期消火が可能であれば行い、消防への通報を急ぎます。人命と被害拡大の防止が最優先です。

他の選択肢が不適切な理由

荷物をまとめる、電話での指示を待つ、様子を見て仕事を続けるといった行動は、いずれも初期対応の遅れを招き危険です。
問51-6

上司が執務室で突然倒れ、意識がない状態になった。秘書の対応として最も適切なものはどれか。

  • 大声で助けを呼びつつ救急車の手配をし、周囲と協力して対応する
  • プライバシーに配慮し、まず個室に一人で運んでから様子を見る
  • 予定表を確認し、本日の来客に対応の遅れを詫びることを優先する
  • 家族の連絡先が分からないため、上司が目覚めるまで待つ
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正解 大声で助けを呼びつつ救急車の手配をし、周囲と協力して対応する
解説

人命に関わる事態では、一人で抱え込まず周囲に助けを求め、救急車の手配など迅速な対応を最優先します。落ち着いて協力を得ることで、適切な処置につなげられます。

他の選択肢が不適切な理由

一人で運ぼうとする、来客対応を優先する、判断を先延ばしにする対応は、いずれも人命よりも他の事柄を優先しており不適切です。
問61-6

重要な契約書などのバックアップ管理の考え方として、最も適切なものはどれか。

  • 原本を1か所にまとめ、鍵のかかる引き出しに保管すれば十分である
  • 原本とは別に写しを作成し、保管場所を分けてリスクを分散させる
  • 重要な書類ほど目立つ場所に置き、すぐ取り出せるようにしておく
  • 紙の原本さえ残しておけば、電子データの保存は不要である
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正解 原本とは別に写しを作成し、保管場所を分けてリスクを分散させる
解説

火災や水害などで一か所が被災しても重要書類を失わないよう、写しを作成し、原本とは異なる場所に分散して保管しておくことがリスク管理の基本です。電子データとして複製しておくことも有効な手段です。

他の選択肢が不適切な理由

1か所にまとめて保管する方法や紙のみの保管は、災害時にすべてを失う危険があり、リスク管理として不十分です。
問71-6

オフィスに見知らぬ人物が不審な様子で立ち入っているのを見かけた。秘書の対応として最も適切なものはどれか。

  • 気づかないふりをして、自分の仕事をそのまま続けること
  • 警察を呼ぶほどのことではないと自己判断して、放置すること
  • 一人でその場で取り押さえようとし、無理に退去させること
  • 声をかけて用件を確認し、必要に応じて上司や警備に連絡する
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正解 声をかけて用件を確認し、必要に応じて上司や警備に連絡する
解説

不審な人物を見かけた場合は、まず落ち着いて用件を尋ねるなど声をかけ、状況に応じて上司や警備担当、必要であれば警察に連絡します。放置したり無理に一人で対応したりすることは危険です。

他の選択肢が不適切な理由

見て見ぬふりをする、実力で対応しようとする、自己判断で放置する行動はいずれも安全確保の観点から不適切です。
問81-6

業務中にトラブルやミスが発生した場合の秘書の対応として、最も適切なものはどれか。

  • 経緯や事実関係を正確に記録し、速やかに上司へ報告する
  • 自分の評価が下がらないよう、上司には報告せず処理する
  • トラブルの大きさを判断し、軽微なら黙っておく
  • 他の人のせいにできないか、まず言い訳を考える
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正解 経緯や事実関係を正確に記録し、速やかに上司へ報告する
解説

トラブルやミスは、隠すことでかえって被害が拡大しやすくなります。事実関係を正確に記録し、速やかに報告することで、上司が適切な判断と対応をとることができます。

他の選択肢が不適切な理由

報告を怠る、勝手に軽微と判断する、責任転嫁を考える対応は、いずれも問題解決を遅らせ、信頼を損ないます。
問91-6

感染症の流行時に、来客の多いオフィスで秘書が心がけるべき対応として、最も適切なものはどれか。

  • 来客には一切その事情を説明せず、通常どおりに応対すること
  • 少しでも体調が悪ければ、報告せず自己判断で出社を続けること
  • 感染対策は個人の自由であり、会社の方針は考えなくてよいこと
  • 手指消毒や換気などを徹底し、体調不良時は無理をしないこと
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正解 手指消毒や換気などを徹底し、体調不良時は無理をしないこと
解説

来客の多いオフィスでは、基本的な感染対策を徹底するとともに、自身の体調管理も重要です。体調不良時は無理をせず、上司や関係者に速やかに伝えて適切な判断を仰ぎます。

他の選択肢が不適切な理由

説明を省く対応や自己判断での出社継続、会社としての方針を軽視する考え方は、周囲への配慮を欠いており不適切です。
問101-6

リスクマネジメントにおける「リスクの洗い出し」とは、どのような取り組みを指すか。

  • 発生した事故の責任の所在を、関係者の中から特定すること
  • 業務に潜む危険や問題点を事前に幅広く把握し、一覧にすること
  • リスクが実際に発生した後に、損害額を正確に計算すること
  • 取引先の経営状態を詳しく調査し、信用度を格付けしておくこと
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正解 業務に潜む危険や問題点を事前に幅広く把握し、一覧にすること
解説

リスクの洗い出しは、リスクマネジメントの最初の段階として行われるもので、業務のどこにどのような危険が潜んでいるかを事前に幅広く把握し、対策を検討するための土台を作る作業です。

他の選択肢が不適切な理由

責任の特定や損害額の算出は事後対応にあたり、取引先の信用調査とは別の取り組みです。いずれも「洗い出し」そのものの説明ではありません。
秘書検定2級の問題を続けて解く(全500問) 必要とされる資質の一問一答

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