2026年版・1-2

機密保持と誠実さの一問一答

秘書検定2級「必要とされる資質」から、機密保持と誠実さに関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。

問11-2

エレベーター内で上司と同乗中、取引先の人事の噂話を上司から話しかけられた。どう対応するか。

  • 上司との関係を良好に保つため、一緒になって詳しく噂話を続ける
  • 「ここでは...」と小声で制し、さりげなく別の話題に切り替える
  • 情報が正しくないことを正すため、大きな声で噂話を完全に否定する
  • 話には加わらず、ただひたすら無言のままうなずき続けている
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正解 「ここでは...」と小声で制し、さりげなく別の話題に切り替える
解説

エレベーターは密室ですが、不特定多数が利用する「公共の場」です。情報漏洩のリスクがあるだけでなく、不用意な発言は会社の信用を落とします。上司の顔を潰さずに注意を促す機転が必要です。

他の選択肢が不適切な理由

同調したりうなずいたりするのは肯定とみなされ、同罪です。大声で否定するのは周囲の耳目を集めてしまい逆効果となります。
問21-2

退職した元上司から「今の部署の売上はどう?」と聞かれた。秘書としてどう答えるべきか。

  • お世話になった人なので、概算の数字だけであればと思って教える
  • 機密情報であることを伝え、「私には分かりかねます」と丁寧に断る
  • 話題をそらすため、「おかげさまで順調です」とだけ適当に答えておく
  • 「退職された方には教えられません」と強い口調で厳格に拒否する
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正解 機密情報であることを伝え、「私には分かりかねます」と丁寧に断る
解説

たとえ恩義ある元上司であっても、退職した時点で「部外者」です。売上データは機密情報であり、これを漏らすことは守秘義務違反です。人間関係を壊さないよう、角を立てずに毅然と断る姿勢が重要です。

他の選択肢が不適切な理由

概算でも漏洩です。適当に答えると追及の余地を与え、強い口調は不要な人間関係のトラブルを招きます。
問31-2

机の上に「社外秘」と書かれた書類が出しっぱなしになっている。上司は不在。どうすべきか。

  • 自分が管理すべきか判断するため、内容を一通り読んでから裏返す
  • 中身を見ずに裏返して置くか、鍵付きの引き出しにしまってメモを残す
  • 他人の書類には触れるべきではないと考え、そのまま放置しておく
  • 情報漏洩を防ぐため、確認をせずに即座にシュレッダーにかけて処分する
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正解 中身を見ずに裏返して置くか、鍵付きの引き出しにしまってメモを残す
解説

「社外秘」書類の放置はセキュリティ事故の予兆です。秘書であっても必要以上に中身を見るべきではありません。速やかに裏返すか安全な場所に保管し、上司が戻った際に事後報告します。

他の選択肢が不適切な理由

内容を読むのは越権行為です。放置は漏洩リスクを見過ごしており、勝手に捨てるのは業務妨害にあたります。
問41-2

友人との飲み会で、自社の新製品の発売時期についてしつこく聞かれた。どう対応するか。

  • 「ここだけの話だけど」と前置きしたうえで、親しい友人にだけ教える
  • 「まだ正式には決まっていない」と曖昧な返事をしてごまかしておく
  • 「会社の規定で仕事の話はできないことになっている」と明確に断る
  • 具体的な時期は言わないが、「秋頃かな」とヒントだけ与えておく
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正解 「会社の規定で仕事の話はできないことになっている」と明確に断る
解説

親しい友人相手であっても、公私混同は許されません。曖昧な返答やヒントは、相手に追及の余地を与え、結果的に情報が漏れる原因になります。「ルール」を盾にすることで、人間関係を壊さずに防衛できます。

他の選択肢が不適切な理由

友人であっても部外者への情報提供は重大な規定違反(コンプライアンス違反)です。
問51-2

パスワードを付箋に書いてパソコンのモニターに貼っている同僚がいた。どう指摘すべきか。

  • セキュリティ意識の低さを、周囲に聞こえるようはっきりと注意する
  • セキュリティ上のリスクを個別に説明し、剥がすよう助言する
  • 同僚が離席している間に、勝手に付箋を剥がして処分する
  • 直接には言わず、上司に報告して厳重に注意してもらう
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正解 セキュリティ上のリスクを個別に説明し、剥がすよう助言する
解説

パスワードの貼り付けは典型的なセキュリティ違反ですが、公衆の面前での叱責や勝手な処分は、職場内の人間関係を悪化させます。相手のプライドを傷つけないよう、個別に理由を添えてアドバイスするのが大人の対応です。

他の選択肢が不適切な理由

周囲に聞こえる注意や勝手な処分はトラブルの元です。上司への報告は、まずは当事者同士で解決を試みてからでも遅くありません。
問61-2

上司のパソコンにログインしたまま離席するのはセキュリティ上問題がある。何を設定すべきか。

  • 時間が経つと画像が切り替わる、パスワードなしのスクリーンセーバー
  • 一定時間で自動的にロックがかかる、パスワード付きスクリーンセーバー
  • 他人の目を引かないようにするだけの、モニターの電源オフ設定
  • 使用中であることを周囲に知らせるための、「離席中」の付箋の貼り付け
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正解 一定時間で自動的にロックがかかる、パスワード付きスクリーンセーバー
解説

離席中のPCは、不正操作や情報の覗き見のリスクに晒されています。これを防ぐため、パスワードを入力しないと復帰できない設定(クリアスクリーンポリシー)を適用するのが、情報管理の基本です。

他の選択肢が不適切な理由

パスワードなしのセーバーや電源オフは、マウスを動かすだけで画面が見えてしまうため、全くセキュリティ対策になっていません。
問71-2

個人情報が含まれる書類をFAXで送信する際、誤送信を防ぐための最も確実な方法はどれか。

  • 手打ちによる入力のミスを防ぐため、常に短縮ダイヤル機能に頼って送信する
  • 送信が完了した後に、先方に電話をかけて無事に届いたか確認する
  • 送信ボタンを押す前に、番号を指差し確認し、可能なら複数人でチェックする
  • 万が一間違えてもすぐ取り消せるよう、急いで送信ボタンを押す
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正解 送信ボタンを押す前に、番号を指差し確認し、可能なら複数人でチェックする
解説

一度送信されてしまったFAXは取り消すことができません。個人情報の誤送信は重大な事故につながるため、「送信ボタンを押す前」の物理的なチェック(ダブルチェックや指差し呼称)が最も有効な防衛策です。

他の選択肢が不適切な理由

短縮ダイヤルは登録間違いのリスクがあります。事後確認は、誤送信の「発見」には役立ちますが「防止」にはなりません。
問81-2

重要書類を廃棄する際、シュレッダーが故障していた。どうするのが適切か。

  • 細かく手でちぎってから、他のゴミと混ぜて分からないように捨てる
  • シュレッダーが復旧するまで、鍵のかかるキャビネット等に一時保管する
  • 誰にも見られないよう、こっそりゴミ箱の底の方に隠すようにして捨てる
  • 安全に処分するため、自宅に持ち帰って家庭用シュレッダーにかける
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正解 シュレッダーが復旧するまで、鍵のかかるキャビネット等に一時保管する
解説

中途半端な破り方やゴミ箱への隠匿は、情報復元による漏洩のリスクがあります。シュレッダーが使えるようになるまで、鍵のかかる安全な場所に一時保管(隔離)するのが、情報管理の鉄則です。

他の選択肢が不適切な理由

手で破る程度では復元可能です。社外への持ち出しは、紛失のリスクが極めて高いため厳禁です。
問91-2

採用面接の応募者リストを会議室に置き忘れたことに気づいた。最初に行動すべきことはどれか。

  • 自分のミスを隠すため、誰にも言わずにこっそり会議室へ取りに行く
  • 事態の重大性を上司に報告し、直ちに会議室へ回収に向かう
  • 今日の業務終了後、人が少なくなってからゆっくり探しに行く
  • 総務部に電話して、会議室に忘れ物がないか確認してもらう
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正解 事態の重大性を上司に報告し、直ちに会議室へ回収に向かう
解説

個人情報の置き忘れは、重大なセキュリティインシデントです。隠蔽しようとして時間が経つほど、他人の目に触れるリスクが高まります。正直に上司に報告(第一報)し、即座に現場へ向かい回収することが求められます。

他の選択肢が不適切な理由

こっそり取りに行って見つからなかった場合、対応が完全に後手に回ります。後回しにしたり他人に頼んだりするのは論外です。
問101-2

誠実な秘書として、上司の私的な用事を頼まれた時の態度はどうあるべきか。

  • 業務外のことなので、あからさまに嫌な顔をして不満をアピールする
  • 業務に支障のない範囲であれば、サポートの一環として快く引き受ける
  • 公私混同は会社の規定違反であるとはっきり指摘し、きっぱりと断る
  • 評価を上げるチャンスと捉え、本来の業務を後回しにしてでも最優先で取り組む
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正解 業務に支障のない範囲であれば、サポートの一環として快く引き受ける
解説

秘書検定における「誠実さ」には、上司が本業に専念できる環境を作ることも含まれます。法に触れることや過度な負担になることは断る必要がありますが、ちょっとした私用(お使いなど)であれば、柔軟に対応する姿勢が信頼関係を深めます。

他の選択肢が不適切な理由

露骨に嫌がったり正論で断ったりするのは補佐役として硬直的すぎます。逆に本業を疎かにするのも本末転倒です。
秘書検定2級の問題を続けて解く(全500問) 必要とされる資質の一問一答

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