2026年版・4-11

文書保存期間の管理の一問一答

秘書検定2級「技能」から、文書保存期間の管理に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

この分野の演習

全10問/解説つき・基本無料

アプリ形式で解く(全500問) 技能の要点解説を読む
問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。

問14-11

秘書が社内文書を管理するうえで、保存期間を定める目的として、最も適切なものはどれか。

  • 必要な文書を探しやすくしつつ、不要な文書を計画的に整理するため
  • 文書の量を増やしていくことで、会社の実績を対外的にアピールするため
  • 重要な文書ほど長く保存する必要がないことを、社内に周知するため
  • 保存期間を設けることによって、文書の内容を秘密にしやすくするため
答えと解説を見る
正解 必要な文書を探しやすくしつつ、不要な文書を計画的に整理するため
解説

文書には種類ごとに適切な保存期間があります。保存期間を定めることで、必要な文書を効率よく探し出せる状態を保ちつつ、期間を過ぎた不要な文書を計画的に廃棄し、保管スペースや管理の手間を適正化できます。

他の選択肢が不適切な理由

文書量を増やすことや、重要文書の保存を軽視すること、秘密保持を目的とすることは、いずれも保存期間を定める本来の目的とは異なります。
問24-11

文書を「保存期間が長いもの」から「短いもの」まで分類して管理する際の考え方として、最も適切なものはどれか。

  • その重要度や、法令・社内規程で定めた基準に応じて期間を分けて管理する
  • 文書の枚数が多いものほど、保存期間を短く設定して管理していくこと
  • 作成した部署にかかわらず、すべての文書を一律の期間で管理していくこと
  • 文書を読む頻度の高い人の希望に合わせて、保存期間を決めて管理する
答えと解説を見る
正解 その重要度や、法令・社内規程で定めた基準に応じて期間を分けて管理する
解説

文書の保存期間は、法令上の要請や社内規程に基づき、文書の重要度に応じて「永久保存」「長期保存」「短期保存」などに分類して管理するのが一般的な考え方です。

他の選択肢が不適切な理由

枚数の多さや部署にかかわらない一律の期間、個人の希望による設定は、いずれも文書管理の合理的な基準とはいえません。
問34-11

保存期間を過ぎた不要な文書を廃棄する際、秘書が特に注意すべきこととして、最も適切なものはどれか。

  • 文書に記載された個人情報や機密情報が漏れないよう、廃棄方法に配慮する
  • 廃棄の記録を残すと手間が増えるため、記録は一切残さないようにしておく
  • 文書の内容にかかわらず、保存期間を過ぎたら即日中にすべて廃棄すること
  • 廃棄の判断は秘書一人の裁量だけで決めてしまい、上司には確認しない
答えと解説を見る
正解 文書に記載された個人情報や機密情報が漏れないよう、廃棄方法に配慮する
解説

保存期間を過ぎた文書であっても、個人情報や機密情報が含まれる場合は、シュレッダー処理などにより内容が読み取れない状態にしてから廃棄する必要があります。情報漏えいの防止が最優先です。

他の選択肢が不適切な理由

廃棄記録を残さない対応や、内容を確認せず即日廃棄する対応、上司に確認せず秘書だけで判断する対応は、いずれも文書管理として不十分です。
問44-11

頻繁に参照する「現用文書(アクティブファイル)」の保管場所として、最も適切なものはどれか。

  • 担当者の手元や部署内など、すぐに取り出せる場所に保管しておくこと
  • 使用頻度にかかわらず、すべて倉庫などの遠隔地にまとめて保管すること
  • 誰が使う文書であっても、社外の第三者に預けて保管してもらうこと
  • 紛失を防ぐため、複数人が同時に使えないよう鍵をかけて厳重に隠すこと
答えと解説を見る
正解 担当者の手元や部署内など、すぐに取り出せる場所に保管しておくこと
解説

日常的に使用頻度の高い現用文書は、業務の効率を落とさないよう、担当者の手元や部署内などすぐに取り出せる場所に保管します。使用頻度が下がった文書は、書庫などへの移し替えを検討します。

他の選択肢が不適切な理由

使用頻度の高い文書を遠隔地にまとめて保管する対応や、社外に預ける対応、必要以上に厳重に隠す対応は、いずれも日常業務での利便性を損ないます。
問54-11

使用頻度が下がった文書を「保存文書」として書庫などに移す際の実務として、最も適切なものはどれか。

  • 文書の種類や年度がわかるように分類し、目録(リスト)を作成して移す
  • 分類や目録の作成は省略してしまい、まとめて段ボールに詰めて保管する
  • 移した後は誰も参照しない前提で、探しやすさを考慮せずに詰め込んでおく
  • 重要な文書ほど目立たないよう、あえて分類名を記載せずに保管しておく
答えと解説を見る
正解 文書の種類や年度がわかるように分類し、目録(リスト)を作成して移す
解説

保存文書として書庫などに移す際は、後から必要になったときにすぐ探し出せるよう、種類や年度で分類し、どこに何があるかを示す目録を作成しておくことが重要です。

他の選択肢が不適切な理由

分類や目録作成を省略する対応、探しやすさを考えない詰め込み、分類名をあえて記載しない対応は、いずれも後から文書を探し出す際の障害になります。
問64-11

契約書や決算関連の重要書類など、法令上一定期間の保存が義務づけられている文書を扱う際、秘書が心がけるべきこととして、最も適切なものはどれか。

  • 定められた保存期間を確認し、期間中は確実に保存・管理できる状態を保つ
  • 重要な文書であるほど、早めに廃棄していき保管の手間を減らすようにする
  • 法令上の期間よりも自分の判断を優先し、不要と感じたら破棄してしまう
  • 保存期間の定めがある文書かどうかは、確認せずに一律に扱ってしまうこと
答えと解説を見る
正解 定められた保存期間を確認し、期間中は確実に保存・管理できる状態を保つ
解説

契約書や決算関係書類など一部の文書には、法令によって一定期間の保存が義務づけられているものがあります。秘書は該当する文書の保存期間を把握し、期間中は誤って廃棄することのないよう確実に管理する必要があります。

他の選択肢が不適切な理由

重要文書を早めに廃棄する対応、自己判断で法令上の期間を無視する対応、保存義務の有無を確認しない対応は、いずれも法令違反や重大なトラブルにつながる危険があります。
問74-11

紙の文書をスキャンして電子データとして保存する場合に、秘書が留意すべきこととして、最も適切なものはどれか。

  • 元の紙文書と同様に、アクセス権限や保存期間の管理を適切に行う
  • 電子化すればどのような形式で保存しても、後から区別する必要はない
  • 電子データにした時点で、元の紙文書はただちにすべて廃棄してよい
  • 電子データは劣化しないため、バックアップを取る必要は一切ない
答えと解説を見る
正解 元の紙文書と同様に、アクセス権限や保存期間の管理を適切に行う
解説

紙文書を電子化しても、機密性や重要度は変わりません。閲覧できる人を限定するアクセス権限の設定や、保存期間に応じた管理を紙文書と同様に行う必要があります。

他の選択肢が不適切な理由

形式を区別しない管理や、電子化後すぐの原本廃棄、バックアップを取らない対応は、いずれも情報の保全という観点から不十分です。原本の廃棄可否は社内規程や法令に従って判断します。
問84-11

部署内で長年蓄積された文書が増えすぎて、どこに何があるかわかりにくくなっている。秘書が改善のために行うべきこととして、最も適切なものはどれか。

  • 保存期間が過ぎた文書を洗い出して整理し、分類ルールを見直す
  • 整理の手間を避けるため、新しい文書はすべて別の場所に保管する
  • 文書が多いこと自体が問題ではないため、そのままにしておく
  • 誰が見ても分かるよう、すべての文書を無条件で共有フォルダに置く
答えと解説を見る
正解 保存期間が過ぎた文書を洗い出して整理し、分類ルールを見直す
解説

文書が増えすぎて管理しにくくなった場合は、保存期間を過ぎた不要な文書を洗い出して整理するとともに、分類方法やファイリングのルールそのものを見直すことが根本的な改善につながります。

他の選択肢が不適切な理由

新しい文書だけ別管理にする対応や現状を放置する対応、機密情報の有無を考えずに共有フォルダへ一律公開する対応は、いずれも問題の解決にならないか、新たなリスクを生みます。
問94-11

個人情報が記載された書類を廃棄する際に、シュレッダー処理以外で秘書が検討してよい方法として、最も適切なものはどれか。

  • 機密文書の溶解処理を請け負う専門業者に、記録を残して委託する
  • 内容が読み取れる状態のまま、一般ごみとしてまとめて出す
  • 情報を隠すため、黒いペンで一部の文字だけを塗りつぶして捨てる
  • 枚数が多いため、机の引き出しに保管期限を決めずにしまっておく
答えと解説を見る
正解 機密文書の溶解処理を請け負う専門業者に、記録を残して委託する
解説

大量の機密文書を処分する場合、シュレッダー処理に加えて、専門業者による溶解処理を利用する方法もあります。委託する際は、いつ・何を・どの業者に依頼したかの記録を残し、確実に処理されたことを確認できるようにします。

他の選択肢が不適切な理由

内容が読み取れる状態での廃棄や、一部の塗りつぶしだけで済ませる対応は情報漏えいの危険が残ります。保管期限を決めずに放置する対応も適切な文書管理とはいえません。
問104-11

上司から「もう不要だと思うので、この書類を処分しておいて」と指示された。その書類に取引先との重要な契約条件が記載されていた場合、秘書がまずとるべき対応として、最も適切なものはどれか。

  • 保存期間や重要性に疑問がある場合は、廃棄可否を改めて上司に確認する
  • 指示された以上、内容を確認せずにそのまま指示どおり処分してしまうこと
  • 重要な文書だと感じても、指示に逆らわず黙って処分しておくようにする
  • 上司の指示よりも自分の判断を優先し、保存期間を決めて保管し続けること
答えと解説を見る
正解 保存期間や重要性に疑問がある場合は、廃棄可否を改めて上司に確認する
解説

上司の指示であっても、重要な契約条件が記載された文書など、廃棄によって会社に不利益が生じる可能性がある場合は、指示の意図を確認したうえで対応することが求められます。「念のため確認する」姿勢が秘書には必要です。

他の選択肢が不適切な理由

内容を確認せずに処分する対応や、疑問を感じても黙って従う対応は重大なリスクを見逃す恐れがあり、逆に指示を無視して自己判断で保管し続ける対応も上司の意向を軽視しています。
秘書検定2級の問題を続けて解く(全500問) 技能の一問一答

同じ章の他のテーマもどうぞ。