2026年版・4-5

会議録と情報処理技能の一問一答

秘書検定2級「技能」から、会議録と情報処理技能に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。

問14-5

会議の議事録を作成する際、最も適切でない態度はどれか。

  • 発言者の言葉の「えー」「あのー」といった不要な言葉は削除して要約する
  • 決定事項だけでなく、そこに至るまでの重要な対立意見や経過も記録する
  • 自分の部署に不利な発言があったため、意図的にその部分の記録を消去する
  • 専門用語や不明点があった場合は、会議後に発言者に確認して正確に記述する
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正解 自分の部署に不利な発言があったため、意図的にその部分の記録を消去する
解説

議事録の命は「客観性」「正確性」です。作成者の主観や忖度で内容を改ざん(消去)することは、文書の証拠能力を奪う重大な背信行為です。「あの・えー」といったケバ取り(要約)は必要ですが、事実を曲げてはいけません。

他の選択肢が不適切な理由

ケバ取り、経過の記録、事後確認は、すべて議事録の質を高めるための正しい作成スキルです。

※記述問題での出題注意:議事録の作成方針として「作成者の主観を交えず、客観的事実を記録する」という基本姿勢を記述できるようにしてください。
問24-5

会議の録音を議事録作成に利用する場合の注意点として、正しいものはどれか。

  • 相手の自然な発言を引き出すため、録音していることは絶対に秘密にする
  • 録音機材は発言者から見えないように、鞄の奥底に隠しておく
  • 会議の開始時に「記録のために録音させていただきます」と断りを入れる
  • 録音があればノートをとる必要は一切ないので、会議中は何も書かずに聞く
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正解 会議の開始時に「記録のために録音させていただきます」と断りを入れる
解説

無断録音(盗聴)は相手の不信感を招き、深刻なトラブルの原因になります。必ず開始時に「後ほどの議事録作成の正確を期すため、録音させていただいてよろしいでしょうか」と許可を取るのがビジネスのルールです。また、機材トラブルに備えて手書きのメモ(バックアップ)も並行して取ります。

他の選択肢が不適切な理由

秘密録音や機材の隠匿は倫理的に問題があります。録音に全幅の信頼を置き、メモを全くとらないのは機材トラブル時のリスク管理ができていません。

※記述問題での出題注意:「録音時のマナー」は、事前の許可取りとバックアップ用のメモの併用が必須の知識です。
問34-5

パソコンのセキュリティ管理で「パスワード」の設定において最も危険なのはどれか。

  • 大文字、小文字、数字、記号をランダムに組み合わせた12文字以上の文字列にする
  • 「123456」や「password」、自分の誕生日など推測されやすい文字列にする
  • 複数の異なるウェブサイトやシステムごとに、それぞれ違うパスワードを設定する
  • パスワードを書いた付箋をモニターに貼らず、専用の管理ソフトや鍵付きの引き出しで管理する
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正解 「123456」や「password」、自分の誕生日など推測されやすい文字列にする
解説

単純なパスワードは、辞書攻撃や総当たり攻撃(ブルートフォース攻撃)により数秒で突破されます。会社の機密情報を守るため、複雑で長いパスワードを設定し、かつ他のサイトとの「使い回し」を絶対に避けることが、現代の秘書・社員に求められる最低限の情報リテラシーです。

他の選択肢が不適切な理由

ランダムで長い文字列、サイトごとの変更、安全な管理は、すべて推奨される正しいセキュリティ対策です。

※記述問題での出題注意:「パスワード管理の基本」として、使い回しの禁止と推測困難な文字列の作成は確実に解答できるようにしましょう。
問44-5

ファイリングシステムにおける「個別フォルダー」の役割は何か。

  • 書類を穴あけパンチできつく無理やり強制的に綴じ込んでしまい、二度と外せないようにする強固な表紙
  • 関連する書類を挟み込み、見出し(インデックス)をつけて引き出しに立てて並べるための厚紙のカバー
  • 社員の給与明細やマイナンバーなど、絶対に見られてはいけない書類を入れる金属製の金庫
  • 不要になった書類を入れておき、まとめてシュレッダーにかけるための一時的な保管ゴミ袋
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正解 関連する書類を挟み込み、見出し(インデックス)をつけて引き出しに立てて並べるための厚紙のカバー
解説

バーチカル(垂直)ファイリングの主役です。A4の書類をそのまま二つ折りの厚紙(個別フォルダー)に挟み込み、山の部分に「会議録_2026年4月」といった見出しをつけて引き出しに立てます。穴を開ける手間がなく、不要な書類の抜き取りや追加が瞬時にできるのが特徴です。

他の選択肢が不適切な理由

穴あけファイル、金庫、ゴミ袋などは、個別フォルダー本来の検索性と保管性を目的とした機能ではありません。

※記述問題での出題注意:「個別フォルダーの特徴」は、穴を開けずに挟むだけ、立てて保管するという利点を記述させられます。
問54-5

情報処理における「バックアップ」の正しい運用方法はどれか。

  • パソコン本体のハードディスク内の別のフォルダにだけコピーを保存しておくこと
  • 外付けHDDやクラウドなど、パソコン本体とは物理的に異なる場所にコピーを保存する
  • データが消えてしまわないように、一度作成したファイルは二度と上書き保存しないこと
  • 毎月1回だけ手動でコピーを行っておき、それ以外の日は一切何もしないようにすること
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正解 外付けHDDやクラウドなど、パソコン本体とは物理的に異なる場所にコピーを保存する
解説

バックアップの目的は、パソコンが故障したりランサムウェア(身代金要求型ウイルス)に感染したりした際にデータを復旧させることです。パソコン本体の中にコピーを置いても、本体が壊れれば共倒れになります。必ず「別の媒体(クラウド、外付けHDDなど)」に分けるのが鉄則です。

他の選択肢が不適切な理由

同一HDD内のコピーは故障時に意味を成しません。上書き禁止は作業にならず、月1回では直近のデータが消失します。

※記述問題での出題注意:「バックアップの鉄則」は、物理的に離れた別の媒体に保存する(3-2-1ルール等)ことを記述してください。
問64-5

「マルウェア」とは何を指す言葉か。

  • 業務を効率化するために会社がすでに公式に導入している、便利なソフトウェアの総称
  • コンピューターウイルスやトロイの木馬など、悪意を持って作られたプログラムの総称
  • インターネット上で、自分の意見を匿名で自由に発信できるSNSのシステム
  • パソコンの画面を保護するために貼っておく、特殊な保護フィルターのこと
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正解 コンピューターウイルスやトロイの木馬など、悪意を持って作られたプログラムの総称
解説

Malicious(悪意のある)とSoftware(ソフトウェア)を組み合わせた造語です。情報を盗み出すスパイウェアや、データを人質にとるランサムウェアなど、サイバー攻撃に使われる不正プログラム全般を指します。不審なメールの添付ファイルを開かないなどの対策が必要です。

他の選択肢が不適切な理由

便利なソフト、SNS、物理的な画面フィルターとは全く異なるITセキュリティ上の脅威用語です。

※記述問題での出題注意:「マルウェア」「ランサムウェア」は、現代のIT用語として意味を簡潔に説明できるようにしておきましょう。
問74-5

著作権法において、他人の著作物を「引用」する際の条件として誤っているものはどれか。

  • 自分の文章が「主」であり、引用部分が「従」であるという主従関係が明確であること
  • 引用する必然性があり、カギ括弧などで引用部分が明確に区別されていること
  • 著作者の名前や、引用元の書籍名・ウェブサイト名などの出典を明記すること
  • 引用元さえ書けば、他人の記事をそのまま丸写しして自分のブログで発表してもよい
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正解 引用元さえ書けば、他人の記事をそのまま丸写しして自分のブログで発表してもよい
解説

丸写し(引用部分が「主」になっている状態)は、出典を書いたとしても引用の要件を満たさず、「無断転載(著作権侵害)」となります。あくまで自分の意見(主)を補強するための手段として、必要最小限の範囲で他人の文章(従)を借りるのが合法的な「引用」のルールです。

他の選択肢が不適切な理由

主従関係、明瞭区分性、出典の明記はすべて合法的な引用に必要な条件です。

※記述問題での出題注意:「引用の条件」は、主従関係と出典明記の2点を確実に記述できるようにしてください。
問84-5

「Bcc」を使ってメールを送信する目的は何か。

  • 宛先(To)の人に、誰に同じメールを送ったかを意図的に知らせるため
  • 受信者同士がお互いのメールアドレスを知られないように保護するため
  • メールに大容量の画像ファイルや動画ファイルを添付して送るため
  • 送信したメールが、相手に無事に届いたかどうかの開封通知を受け取るため
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正解 受信者同士がお互いのメールアドレスを知られないように保護するため
解説

Bcc(Blind Carbon Copy)に入れたアドレスは、他の受信者の画面には表示されません。面識のない複数のお客様へ案内メールを一斉送信する際、ToやCcに入れてしまうと全員のアドレスが漏洩(個人情報漏洩事故)してしまいます。これを防ぐための必須機能です。

他の選択肢が不適切な理由

誰に送ったか知らせるのはCcの役割です。大容量添付や開封通知はBccとは関係のない機能です。

※記述問題での出題注意:「To、Cc、Bccの使い分け」は、特にBccの個人情報保護の役割を説明させる問題で超頻出です。
問94-5

紙の文書をスキャナーで読み取り、デジタルデータ(PDFなど)として保存・管理することを認めた法律は何か。

  • 製造物責任法(PL法)
  • 個人情報保護法
  • e-文書法(電子文書法)
  • 労働基準法
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正解 e-文書法(電子文書法)
解説

従来、税務関係の帳簿や契約書などは「紙」での保存が義務付けられていましたが、オフィスの保管スペースの圧迫や環境保護の観点から、一定の要件(改ざん防止のタイムスタンプ等)を満たせば電子データでの保存を認めるようになった法律です。ペーパーレス化の推進に不可欠な知識です。

他の選択肢が不適切な理由

PL法は欠陥商品の賠償、個人情報保護法はプライバシー保護、労働基準法は労働条件に関する法律です。

※記述問題での出題注意:「e-文書法」の名称は穴埋め問題でよく出ます。ペーパーレス化を推進する法律として覚えましょう。
問104-5

オフィスの「5S」活動に含まれないものはどれか。

  • 整理(必要なものと不要なものを分け、不要なものを捨てる)
  • 整頓(必要なものをすぐに取り出せるように置き場所を決める)
  • 清掃(ゴミや汚れを取り除き、きれいに掃除する)
  • 節約(オフィスの電気をこまめに消し、経費を極限まで削る)
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正解 節約(オフィスの電気をこまめに消し、経費を極限まで削る)
解説

5Sとは、職場環境を維持・改善するためのスローガンで、「整理(Seiri)」「整頓(Seiton)」「清掃(Seisou)」「清潔(Seiketsu)」「躾(Shitsuke)」の頭文字をとったものです。「節約」は重要な意識ですが、5Sの定義には含まれません。

他の選択肢が不適切な理由

整理、整頓、清掃はすべて5Sの基本要素です。これらを混同させる問題に注意してください。

※記述問題での出題注意:「5Sの要素」を全て漢字で書かせる問題が出ます。特に「躾」の字に注意してください。
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