2026年版・5-1

来客応対の基本の一問一答

秘書検定2級「マナー・接遇」から、来客応対の基本に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

この分野の演習

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。

問15-1

受付カウンターが高い場合、お客様に記帳をお願いする際の適切な態度はどれか。

  • カウンターの中から身を乗り出し、片手でペンをお渡しする
  • カウンターの上にペンを置き、「こちらにご記入ください」と促す
  • カウンターから出てお客様の横に回り、両手でペンをお渡しする
  • カウンターの中から両手でペンを差し出し、深くお辞儀をする
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正解 カウンターから出てお客様の横に回り、両手でペンをお渡しする
解説

高いカウンター越しに対応すると、お客様を見下ろす形になり威圧感を与えてしまいます。手間を惜しまずカウンターの外に出て、お客様と同じ目線から両手で丁寧にペンを差し出すのが正しい接遇です。

他の選択肢が不適切な理由

カウンターの中から渡す行為や、机にペンを置いて取らせる行為は、相手への敬意に欠け横柄な印象を与えます。

※記述問題での出題注意:「高いカウンターでの対応」は記述でも頻出です。「カウンターの外に出る」「両手で渡す」のキーワードをセットで書けるようにしましょう。
問25-1

冬場、コートを着たお客様を応接室に案内した。ハンガーにかける際のマナーはどれか。

  • お客様の目の前で軽く埃を払ってから、上座のハンガーにお掛けする
  • お客様にハンガーの場所をご案内し、ご自身でお掛けいただく
  • 「お預かりいたします」と声をかけ、下座のハンガーにお掛けする
  • お預かりしたコートを丁寧にたたんで、空いている椅子の上に置く
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正解 「お預かりいたします」と声をかけ、下座のハンガーにお掛けする
解説

コートは外の埃がついている可能性があるため、部屋の奥(上座)には持ち込まず、入り口付近(下座)にかけるのが鉄則です。かける際は、許可を得てから預かり、裏地が見えないように丁寧に扱います。

他の選択肢が不適切な理由

お客様の前で埃を払うのは「あなたが汚い」と言っているようなもので厳禁です。お客様自身に掛けさせたり、椅子に放置したりするのもマナー違反です。

※記述問題での出題注意:「コートはどこに掛けるか」を問う問題では、必ず「下座(出入り口に近い場所)のハンガー」と指定できるようにしてください。
問35-1

応接室への入室順序。ドアが手前開き(外開き)の場合、正しい入室順序はどれか。

  • 自分が先に入室し、中からドアを押さえてお客様を迎える
  • お客様にドアを開けてもらってから、自分は後ろから入室する
  • ドアを手前に開けて自分が押さえ、先にお客様を入室させる
  • ドアを半開きのまま固定し、お客様と横に並んで入室する
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正解 ドアを手前に開けて自分が押さえ、先にお客様を入室させる
解説

ドアが手前に開く場合、自分がドアを開けて通路を確保し、お客様を先に通すのが最もスムーズです。逆に「内開き(向こうに開く)」の場合は、自分が先に入ってドアを押さえていないとお客様がドアを押さえることになるため、秘書が先に入ります。

他の選択肢が不適切な理由

お客様にドアを開けさせる、同時に入室する等の行為は、お客様の安全や動線の確保を怠っているため誤りです。

※記述問題での出題注意:「外開き」「内開き」での入室順序の違いは、図解付きの記述問題で必ず問われます。ドアの動きをイメージして答えられるようにしましょう。
問45-1

名刺交換で、相手が名刺を忘れたと言った時の対応。

  • 「名刺をお持ちでない場合は交換できません」と伝え、自分の名刺もしまっておく
  • 「さようでございますか。では私どもの名刺のみお渡しいたします」と笑顔で渡す
  • 「お忘れですか」と少し顔をしかめ、メモ用紙を渡して名前を書かせる
  • 名刺を取りに戻るお時間をお作りします、と伝え、その場で待機する
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正解 「さようでございますか。では私どもの名刺のみお渡しいたします」と笑顔で渡す
解説

相手のミス(忘れ物)を責めたり、気まずい思いをさせたりしないのが最高のマナーです。「お気になさらないでください」という態度で自分の名刺を渡し、相手の社名や名前は口頭で確認します。

他の選択肢が不適切な理由

名刺がないからと交換を拒否したり、メモを書かせたりするのは、相手のメンツを潰し商談の雰囲気を悪化させます。

※記述問題での出題注意:「相手が名刺を切らしている場合の対応」は、臨機応変な気配りを問う問題として頻出です。
問55-1

お客様にお茶を出す際、書類がテーブルいっぱいに広げられている。どうするか。

  • 書類が汚れないよう、書類の上にコースターを厚めに敷いてお茶を置く
  • 「書類を片付けていただけますか」と明確に指示し、スペースが空くのを待つ
  • 「失礼いたします」と声をかけ、お客様にスペースを作っていただいてから置く
  • 机の上には置かずに、床の上の邪魔にならない場所に置いて「どうぞ」と勧める
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正解 「失礼いたします」と声をかけ、お客様にスペースを作っていただいてから置く
解説

重要書類の上にお茶を置くのは、こぼれた時のリスクが高すぎるため厳禁です。また、勝手に他人の書類を触るのもマナー違反です。「こちらに置いてもよろしいでしょうか」と声をかけ、お客様自身に場所を空けていただくのが最も安全で丁寧です。

他の選択肢が不適切な理由

書類の上に置く、床に置くのは論外です。また、強制的に片付けさせる指示も接客態度として不適切です。

※記述問題での出題注意:「机の上が書類でふさがっている時の対応」は、声掛けのセリフ(「恐れ入りますが、こちらに置かせていただいてもよろしいでしょうか」)を記述させる問題で出ます。
問65-1

お客様を見送る際、エレベーターのドアが閉まる瞬間の動作はどれか。

  • 「閉」ボタンを押してドアが閉まり始めたら、すぐ背を向けて速やかに業務に戻る
  • ドアが閉まる瞬間に、笑顔で軽く手を振って、親しみやすさをアピールする
  • エレベーターのドアが完全に閉まり切るまで、深いお辞儀の姿勢を崩さずに見送る
  • 閉まるまでの間、次回の訪問日時についてずっと大きな声で確認を続ける
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正解 エレベーターのドアが完全に閉まり切るまで、深いお辞儀の姿勢を崩さずに見送る
解説

「残心(ざんしん)」の心得です。ドアが閉まる寸前の隙間から、まだ頭を下げている姿が見えることで、お客様は「大切にされている」と実感します。閉まった後も一呼吸置いてから顔を上げるのが、美しい見送りの作法です。

他の選択肢が不適切な理由

ドアが閉まる前に顔を上げたり背を向けたりするのは「早く帰ってほしい」というサインになります。手を振る行為はビジネスに不適切です。

※記述問題での出題注意:「お見送りの作法(残心)」は、どのような態度が相手に好印象を与えるかを記述させる問題で問われます。
問75-1

予定より早く着いたお客様への対応。「まだ準備ができておりませんので...」と続ける言葉はどれか。

  • 「お約束のお時間まで外で少々お待ちいただき、再度お越しいただけますか」
  • 「恐れ入りますが、準備が整うまであちらのソファでお待ちいただけますでしょうか」
  • 「担当者はまだ準備ができておりませんので、本日のご面談は延期とさせていただきます」
  • 「特別に準備中である会議室にご案内しますので、そちらでお待ちください」
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正解 「恐れ入りますが、準備が整うまであちらのソファでお待ちいただけますでしょうか」
解説

早く到着されたのはお客様の都合ですが、来社された以上は「ゲスト」です。追い返したり外で待たせたりするのは失礼にあたります。ロビーや待合スペースへ案内し、お茶などを出してリラックスして待っていただくのが正解です。

他の選択肢が不適切な理由

外で待たせる、面談を延期する等の対応は、相手の時間を奪う不親切な対応です。準備中の部屋に通すのも、雑然とした裏側を見せることになるため不適切です。

※記述問題での出題注意:「予定より早く到着した来客への対応」は、クッション言葉を用いた適切な案内フレーズを書く問題で頻出です。
問85-1

来客が帰った後の応接室の片付けで最初に行うことはどれか。

  • 部屋の空気を入れ替えるために、すぐに窓を全開にして換気扇を回す
  • 次の来客のために、使用済みの湯呑みやグラスをすぐに給湯室へ下げる
  • お客様の忘れ物がないかを確認するため、テーブルや椅子の周りを点検する
  • 乱れた椅子をきれいに整列させ、机の上のホコリを拭き取って見た目を整える
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正解 お客様の忘れ物がないかを確認するため、テーブルや椅子の周りを点検する
解説

片付けの優先順位第一位は「忘れ物の有無の確認」です。もし忘れ物があれば、すぐにお客様を追いかければ間に合うかもしれないからです。湯呑みを下げたり掃除をしたりするのは、忘れ物がないことを確認した後で行います。

他の選択肢が不適切な理由

換気やお茶の片付けを先に行うと、忘れ物の発見が遅れ、お客様の不利益につながります。

※記述問題での出題注意:「後片付けの優先順位」として「忘れ物の確認」は絶対のキーワードです。
問95-1

上司が会議中で、アポなしの来客があった。どう断るか。

  • 「お約束のない方は一切お通しできません」とだけ伝え、速やかにお帰りいただく
  • 「あいにく会議中で終了時間が未定のため、改めてこちらからご連絡いたしましょうか」
  • 「居留守を使えと申し付かっております」と、そのままの事情を正直に話してしまう
  • 「せっかくお越しいただいたので」と言って、会議中の上司をすぐに呼び出して対面させる
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正解 「あいにく会議中で終了時間が未定のため、改めてこちらからご連絡いたしましょうか」
解説

アポイントなしの来客は原則として断りますが、門前払いは会社のイメージを損ないます。「会議中である」という正当な理由を伝え、さらに「こちらから連絡する」「伝言を承る」といった代替案(Next Action)を示すことで、誠意ある対応となります。

他の選択肢が不適切な理由

冷たく断る、居留守をばらす等の対応はマナー違反です。独断で上司の会議を止めるのも越権行為です。

※記述問題での出題注意:「アポなし来客への断り方」は、角を立てないクッション言葉と代替案の提示がセットで求められます。
問105-1

お茶とお菓子を出す順番はどれか。

  • 先にお茶をお客様の正面に置き、次にお菓子をお茶の向こう側に置いて見栄えを良くする
  • お盆にすべての茶器を載せたままお客様の目の前に置き、ご自身で取っていただく
  • お茶とお菓子を両手に持ち、同時にテーブルの上に置いてスピーディーに提供する
  • 先にお菓子をお客様の左側に置き、次にお茶をお客様の右側に置いて飲みやすくする
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正解 先にお菓子をお客様の左側に置き、次にお茶をお客様の右側に置いて飲みやすくする
解説

お客様から見て「左にお菓子、右にお茶」となるように配置します。出す順番としては、まず左側にお菓子を置き、その後に右側にお茶を置きます。これは、後から出した熱いお茶の上を腕や袖が通過しないようにする(袖越しにならない)ための合理的なマナーです。

他の選択肢が不適切な理由

正面やお茶の奥にお菓子を置くと食べにくくなります。お盆のまま出したり、両手で同時に出したりするのは接客として非常に雑です。

※記述問題での出題注意:「お茶とお菓子の配置と出す順番(袖越しの禁止)」は実技の最重要項目です。必ず図と順序を一致させてください。
秘書検定2級の問題を続けて解く(全500問) マナー・接遇の一問一答

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