2026年版・5-4

電話応対の一問一答

秘書検定2級「マナー・接遇」から、電話応対に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。

問15-4

電話で相手の声が小さくて聞こえない。失礼にならない言い方はどれか。

  • 「声が小さくて聞き取れませんので、もう少し大きな声でお願いします」
  • 「恐れ入りますが、こちらのお電話が少々遠いようなのですが」
  • 「周囲が騒がしくて聞こえないので、静かな場所に移動していただけますか」
  • 「え?何ですか?」と、聞こえるまで何度も強く聞き返し続ける
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正解 「恐れ入りますが、こちらのお電話が少々遠いようなのですが」
解説

「声が小さい」と直接指摘するのは相手の非を責めることになります。「電話機や電波の調子が悪くて遠い」という表現を使うことで、相手に恥をかかせずに声を大きくしてほしいと伝える、高度なクッション言葉です。

他の選択肢が不適切な理由

相手に直接的な指示を出したり、何度も聞き返したりするのは、相手を不快にさせる接遇違反です。

※記述問題での出題注意:「相手の声が聞こえない時の対応」は、「お電話が遠いようです」というフレーズを丸暗記して記述できるようにしてください。
問25-4

間違い電話がかかってきた。切る際の対応として適切なのはどれか。

  • 「番号をお間違えのようですよ」とだけお伝えし、すぐに電話を切る
  • 「こちらは株式会社〇〇でございます。何番へおかけでしょうか」と確認する
  • 間違い電話であっても、自社の商品を売り込むチャンスとして営業トークをする
  • 相手の話を最後まで聞き流し、間違いであることを指摘せずにそっと切る
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正解 「こちらは株式会社〇〇でございます。何番へおかけでしょうか」と確認する
解説

相手は間違いに気づいていないだけかもしれません。自社名を名乗り、相手がかけようとした番号を確認することで、相手は「あ、間違えた」と自発的に気づくことができます。一方的に切ると何度もかけ直してくる可能性があります。

他の選択肢が不適切な理由

冷たく切る、無視する、営業する等の行為は、企業イメージを著しく損ないます。

※記述問題での出題注意:「間違い電話の対応」は、自社名を名乗ってから番号を確認する手順を記述させられます。
問35-4

クレーム電話で、相手が興奮して怒鳴っている。こちらの最初の対応はどれか。

  • 「まずは落ち着いてください」と一方的に強い口調で諭しつけ、冷静になるよう強く要求する
  • こちらの正当性だけを一方的に何度も主張し、相手の誤解を論理的に解き伏せる
  • 「誠に申し訳ございません」と不快な思いをさせたことに対して深くお詫びし、話を傾聴する
  • これ以上話しても無駄だと判断し、「担当者はおりません」と電話を切ってしまう
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正解 「誠に申し訳ございません」と不快な思いをさせたことに対して深くお詫びし、話を傾聴する
解説

興奮している相手に正論や説得は通用しません。まずはガス抜きが必要です。「さようでございますか」と共感しながら最後まで話を聞く(傾聴する)ことで、相手の怒りのエネルギーが収まり、冷静な話し合いができる状態になります。

他の選択肢が不適切な理由

落ち着くよう指示したり、反論したり、電話を切ったりするのは、火に油を注ぐ最悪の対応です。

※記述問題での出題注意:「クレーム対応の初期動作」「心情理解(部分謝罪)」「傾聴」が必須キーワードです。
問45-4

上司が会議中で電話に出られない。相手が「急ぎなんだけど」と言った場合、秘書の対応として適切なのはどれか。

  • 「会議中でございますので、終わるまで、お待ちいただけますか」とルール通りに断る
  • 「急ぎと伺いましたので、メモを渡してまいります。少々お待ちください」と対応する
  • 「私に言われても困りますので、後でかけ直してください」と冷たくあしらう
  • 会議室に直接電話をつなぎ、無理やり強制的にでも上司と話をさせてしまう
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正解 「急ぎと伺いましたので、メモを渡してまいります。少々お待ちください」と対応する
解説

「急ぎ」と言われた場合、秘書の判断で断ってはいけません。会議室に入り、「A社のB様からお電話です。お急ぎとのことです」とメモを見せ、上司に「出るか、折り返すか」の指示を仰ぐのが、臨機応変な対応です。

他の選択肢が不適切な理由

マニュアル通りに断ったり、逆に無断で電話をつないだりするのは、秘書としての判断力(機転)に欠けます。

※記述問題での出題注意:「緊急の電話の取り次ぎ方」は、メモを使って上司の判断を仰ぐ手順を記述させられます。
問55-4

外出中の上司の携帯番号を教えてほしいと言われた。どう対応するか。

  • 取引先の偉い人だからと大丈夫だろうと思い、つい信用してすぐに携帯番号を教えてしまう
  • 「個人情報保護法の規定によりお教えすることはできません」と法律を盾に断る
  • 「携帯番号はお教えできないことになっております。私から至急申し伝えます」と対応する
  • 「私用電話しか持っていないので分かりません」と嘘をついてごまかしてしまう
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正解 「携帯番号はお教えできないことになっております。私から至急申し伝えます」と対応する
解説

携帯番号は個人情報であり、上司の業務集中を妨げないためにもむやみに教えるのはNGです。「教えられないルール」として断りつつ、「私が連絡を取って伝えます(私がハブになります)」と提案するのが解決策です。

他の選択肢が不適切な理由

勝手に教えるのは情報漏洩です。法律を盾にするのは角が立ち、嘘をつくのは不誠実です。

※記述問題での出題注意:「連絡先を教えられない場合の代替案」は、自分が仲介役となる旨を記述してください。
問65-4

電話を取り次ぐ際、保留ボタンを押し忘れてこちらの声が聞こえてしまった。戻った時の第一声はどれか。

  • 「あ、今の独り言は聞こえてしまいましたか?」と明るく確認する
  • 「大変失礼いたしました」と、まず不手際をお詫びしてから本題に入る
  • 何もなかったことにして、平然と「お待たせいたしました」と会話を続ける
  • 「今の話はすべて忘れてしまっていただけますか」と相手に要求する
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正解 「大変失礼いたしました」と、まず不手際をお詫びしてから本題に入る
解説

こちらの話し声や笑い声が筒抜けになるのは、大変失礼で恥ずかしいミスです。ごまかしても相手は気づいています。「大変失礼いたしました」と素直に不手際を詫びることで、けじめをつけてから業務の話に戻ります。

他の選択肢が不適切な理由

ごまかしたり、開き直ったりするのは、プロとしての誠実さに欠けます。

※記述問題での出題注意:「ミスをした時のリカバリー」は、言い訳をせずにまず謝罪する姿勢が求められます。
問75-4

名指し人が他の電話に出ている(話し中)の場合の対応。

  • 「ただいま話し中でございますので、後ほど改めてかけ直してください」と相手に要求する
  • 「ただいま他の電話に出ております。終わり次第こちらからおかけ直しいたしましょうか」
  • 「いつ終わるか分かりませんので、そのまま保留でお待ちください」と待たせる
  • 「電話中で取り次げませんので、私でよければご用件を承ります」と強引に聞く
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正解 「ただいま他の電話に出ております。終わり次第こちらからおかけ直しいたしましょうか」
解説

いつ通話が終わるかわからない状態で待たせるのは失礼です。また、何度もかけ直させるのも手間です。「こちらからかけ直す」と申し出ることで、相手の負担をなくし、主導権をこちらに移すことができます。

他の選択肢が不適切な理由

かけ直しを要求したり、保留で放置したりするのは相手への配慮が足りません。

※記述問題での出題注意:「話し中の対応」は、「こちらからかけ直す」という代替案の提示がセットになります。
問85-4

電話を切る際、フックスイッチ(受話器を置くところ)を手で押してから受話器を置くのはなぜか。

  • 電話機本体が壊れないように、優しく丁寧に扱うための物理的な保護
  • 「ガチャン」という耳障りな衝撃音を相手に聞かせないための配慮
  • 回線が確実に切れたことを、ランプの点滅で毎回確認するため
  • 特に深い意味はなく、新人研修で教えられる単なる昔からの儀式
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正解 「ガチャン」という耳障りな衝撃音を相手に聞かせないための配慮
解説

受話器を直接本体に叩きつけると、相手の耳元で「ガチャン!」という大きな破裂音が響きます。これは「叩き切られた」という不快な印象を与えます。指で静かにフックを押して回線を切ってから、受話器を置くのが基本マナーです。

他の選択肢が不適切な理由

機械の保護や確認のためではなく、純粋に相手の耳(不快感)への配慮です。

※記述問題での出題注意:「電話の切り方のマナー」は、相手に衝撃音を聞かせないという理由を記述できるようにしてください。
問95-4

伝言メモに残すべき「5W1H」に含まれないものはどれか。

  • When(いつ電話がかかってきたのかという受信日時のこと)
  • Who(誰からかかってきたのかという相手の社名・氏名)
  • What(どのような用件だったのかという内容の要約のこと)
  • Weather(その時の天気がどうだったかという気象情報)
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正解 Weather(その時の天気がどうだったかという気象情報)
解説

伝言メモに必要なのは「いつ(受信日時)」「誰から(相手)」「誰に(宛先)」「何のために(用件)」「どうしてほしいか(折り返し希望など)」「受けた自分の名前」です。天気の情報は業務遂行に不要です。

他の選択肢が不適切な理由

いつ、誰が、何を、は伝言メモの必須項目です。

※記述問題での出題注意:「伝言メモの必須項目」は、不足している情報を書き足させる問題で頻出です。
問105-4

「いつもお世話になっております」と言うタイミングはどれか。

  • 電話が鳴って受話器をすぐ取り、「株式会社〇〇でございます」と名乗った直後
  • こちらが名乗り、相手が「〇〇会社の田中です」と社名・氏名を名乗った直後
  • 全ての用件を話し終えたあとで、電話を切るための終わりの挨拶として
  • 相手がクレームを言ってきたので、とりあえず謝罪をしなければならない時
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正解 こちらが名乗り、相手が「〇〇会社の田中です」と社名・氏名を名乗った直後
解説

「株式会社Aの〇〇です」と自分が名乗り、相手も「B社の田中です」と名乗ったところで、「(田中様、)いつもお世話になっております」と挨拶を入れます。これが日本のビジネス会話のスイッチを入れる定型句です。

他の選択肢が不適切な理由

相手が誰か分からない段階で言うのは不自然です。また、終わりの挨拶は「よろしくお願いいたします」等になります。

※記述問題での出題注意:「第一声とそれに続く挨拶の順序」は、会話文の穴埋めで出題されます。
秘書検定2級の問題を続けて解く(全500問) マナー・接遇の一問一答

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