2026年版・5-6

言葉遣いと敬語の一問一答

秘書検定2級「マナー・接遇」から、言葉遣いと敬語に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。

問15-6

「お父様」の対語(自分側)は「父」。「奥様」の対語は何か。

  • 妻(または家内)
  • 奥さん
  • 嫁(よめ)
  • 女房(にょうぼう)
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正解 妻(または家内)
解説

社外の人に対して自分の配偶者を呼ぶ時は「妻」「家内」を使います。「奥さん」「奥様」は他人の配偶者に使う敬称です。

他の選択肢が不適切な理由

「嫁」は本来「息子の妻」を指す言葉であり、自分の妻を指すのは誤用です。「女房」はカジュアルすぎてビジネスには不向きです。

※記述問題での出題注意:「身内の呼称」の変換は頻出です。母は「母」、夫は「夫(主人)」と正確に書けるようにしてください。
問25-6

「ご足労いただきありがとうございます」は誰が誰に使う言葉か。

  • 訪問した側が、出迎えてくれた相手に対しねぎらいの気持ちを込めて使う
  • 迎える側(訪問された側)が、来てくれた相手に対して感謝を込めて使う
  • 上司が部下に対して、日頃の残業などの労をねぎらうために使う
  • 面識のない相手に対し、電話での第一声のご挨拶として使う
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正解 迎える側(訪問された側)が、来てくれた相手に対して感謝を込めて使う
解説

「ご足労」「わざわざ足を運んでくれて苦労をかけた」という意味です。自分が訪問しておいて「ご足労いただき」と言うと、「私が足を運んであげましたよ」という傲慢な意味になってしまいます。

他の選択肢が不適切な理由

訪問した側が使うのは誤用です。部下に対する労いは「お疲れ様」です。

※記述問題での出題注意:「ご足労」の正しい使用シチュエーションは、自分がホスト(迎える側)である状況を想定して解答してください。
問35-6

文法的に正しい敬語はどれか。

  • 明日の15時にお伺いさせていただきます
  • 明日の15時に伺わせていただきます
  • 明日の15時にお伺いします
  • 明日の15時にご訪問します
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正解 明日の15時にお伺いします
解説

「伺う」「行く」の謙譲語です。ここに丁寧な言い方の「お~する」を重ねた「お伺いする」は、実務上広く使われている自然で正しい敬語表現です。

他の選択肢が不適切な理由

「お伺いさせていただきます」は「お伺いする」にさらに「させていただく」を重ねており、過剰な表現です。「伺わせていただきます」も、相手の許可を必要としない場面では使いすぎです。「ご訪問する」という言い方は一般的ではありません。

※記述問題での出題注意:「伺う」に必要以上の敬語を重ねすぎない、シンプルで正しい謙譲表現を記述できるようにしてください。
問45-6

上司に同意する際、「なるほど」の代わりの適切な言葉はどれか。

  • その通りですね、同感です
  • おっしゃる通りでございます
  • 確かにそうですね、了解です
  • 了解しました、その通りです
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正解 おっしゃる通りでございます
解説

「なるほど」は、相手の意見を自分が評価・承認したという上から目線のニュアンスを含み、目上の人に使うのは失礼にあたります。「おっしゃる通りです」「左様でございます」などが適切な同意・相槌の表現です。

他の選択肢が不適切な理由

「その通りですね」「確かに」はタメ口に近く、「了解」は同格以下に使う言葉です。

※記述問題での出題注意:「なるほど」を丁寧な同意の言葉(「おっしゃる通りでございます」)に書き換える問題は頻出です。
問55-6

「お求めやすい価格」は正しい日本語か。

  • 正しい敬語表現であり、接客業で広く使われている
  • 間違いであり、「お求めになりやすい」が正しい
  • 間違いであり、「お求めしていただきやすい」が正しい
  • 間違いであり、「求められやすい」が正しい
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正解 間違いであり、「お求めになりやすい」が正しい
解説

「お求めする」「お~する」という謙譲語の形(自分が求める)になってしまいます。商品をお客様が求めるので尊敬語にする必要があり、「お~になる」を使って「お求めになりやすい」とするのが文法的に正解です。

他の選択肢が不適切な理由

「お求めやすい」は広く使われていますが、文法的には謙譲語の誤用です。「お求めしていただく」は過剰で不自然です。

※記述問題での出題注意:「お(ご)〜する(謙譲)」と「お(ご)〜になる(尊敬)」の混同を訂正させる問題は難問としてよく出ます。
問65-6

「課長は本日、お休みをいただいております」の誤りはどこか。

  • この言い方に誤りといえるような点は特に見当たらず、丁寧で適切な敬語表現になっていると思う
  • 「いただく」は謙譲語だが、社外の人に対して会社から休みをもらうことをへりくだる必要はない
  • 「課長」という呼び方に「様」が付いていないため、社外に対してとても失礼である
  • 「本日」という言葉があまりにも硬すぎるため、電話応対の言葉としてはふさわしくない
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正解 「いただく」は謙譲語だが、社外の人に対して会社から休みをもらうことをへりくだる必要はない
解説

休みを「もらう(いただく)」のは会社からです。社外の人に対して「(会社から)休みをもらっています」とへりくだる必要はありません。単に事実として「休みを取っております」「休んでおります」と伝えるのが適切です。

他の選択肢が不適切な理由

社外に対して身内に「様」をつけるのは誤りです。

※記述問題での出題注意:「お休みをいただく」という過剰なへりくだりを「休んでおります」に訂正する問題が出題されます。
問75-6

「申される」はどのような敬語か。

  • 相手を高める尊敬語として完璧に正しい
  • 自分をへりくだる謙譲語として完璧に正しい
  • 文法的に矛盾している、存在しない誤用である
  • 相手の動作を丁寧に表現する丁寧語として正しい
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正解 文法的に矛盾している、存在しない誤用である
解説

「申す」は謙譲語(自分が言う)、「れる」は尊敬語の助動詞です。これらをくっつけると「相手が、へりくだって言った」という矛盾した意味になります。相手が言った場合は正しくは「おっしゃる(尊敬語)」です。

他の選択肢が不適切な理由

尊敬語と謙譲語のねじれ現象であり、いかなる場合も正しい敬語とは認められません。

※記述問題での出題注意:「申される」を「おっしゃる」に書き換える問題は、基礎的な敬語の理解を問う定番問題です。
問85-6

「ご持参ください」は正しいか。

  • 正しい敬語であり、そのまま使ってよい
  • 間違いであり、「お持ちください」が適切である
  • 間違いで、「持ってきてください」と言うべき
  • 間違いで、「ご持参なさってください」と言うべき
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正解 間違いであり、「お持ちください」が適切である
解説

「持参」という言葉自体に「持って参る(行く)」という謙譲のニュアンスが含まれています。そのため、相手の行為に対して「ご持参」と尊敬語化しても強い違和感が生じます。「お持ちください」とするのが自然で正しい敬語です。

他の選択肢が不適切な理由

「持ってきてください」は尊敬の念が欠けています。「ご持参なさる」も謙譲と尊敬のねじれを引き起こします。

※記述問題での出題注意:「ご持参ください」を「お持ちください」に言い換える問題は、言葉の持つ本来のベクトル(上下関係)の理解を問います。
問95-6

前株(株式会社〇〇)の会社宛の宛名書き。正しいのはどれか。

  • 株式会社〇〇 御中
  • (株)〇〇 御中
  • 株式会社〇〇 様
  • 株式会社〇〇 殿
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正解 株式会社〇〇 御中
解説

会社や部署などの「団体」に送る場合の敬称は「御中」です。「様」「殿」は個人宛です。また、宛名書きでは「(株)」のように略さず、必ず「株式会社」と正式名称で書くのがマナーです。

他の選択肢が不適切な理由

(株)と略すのは正式な文書では失礼にあたります。団体に「様」「殿」は使いません。

※記述問題での出題注意:宛名書きのルールとして、団体には「御中」、略称は使わない、という2点をセットで記述できるようにしてください。
問105-6

「各位」を使う際の注意点。「お客様各位」は正しいか。

  • 正しい表現であり、ビジネスレターで広く使われている
  • 間違いであり、「各位」だけで敬称なので重複表現になる
  • 間違いであり、「各位」は目下にしか使わない言葉である
  • 間違いであり、「お客様皆様」とするのが唯一の正解である
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正解 間違いであり、「各位」だけで敬称なので重複表現になる
解説

「各位」「皆様(一人一人を敬う)」という意味の独立した敬称です。したがって「お客様各位」「お客様皆様様」と同じで重複敬語になります。「お客様」「関係者各位」「株主の皆様」などとするのが文法的には正解です(※実務上は慣習的に許容されることもあります)。

他の選択肢が不適切な理由

各位は目下専用ではありません。お客様皆様とするのも正解ですが、各位の使い方の説明としては重複が理由です。

※記述問題での出題注意:「各位」の後に「様」を付けない、という基本ルールは必ず押さえておいてください。
秘書検定2級の問題を続けて解く(全500問) マナー・接遇の一問一答

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